きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

子安地蔵。

『こんにちはぁぁ』

 

昨日、事務所の外で若い女性の声が。

急いで入り口に駆け寄っていくと、事務所の入り口でベビーカーを押してニコニコと笑っている村のお母さん。

 

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『これ、ご近所さんにいっっつぱい戴いたから、お裾分け』

 

と、文旦をくれました。

 

 

ベビーカーに乗ってご機嫌な笑顔を振りまいてくれている生後8ヶ月くらいの男の子。

 

 

実は、この男の子は、ご夫婦が北川村に移住してきてから授かったお子さん。

 

 

 

慎太郎が幼少期、読み書きを学びに通ったと云われている「松林寺」。

 

 

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明治4年廃仏毀釈により廃寺となった後、焼失してしまったそうで、今は寺門だけがその頃のまま残されています。

 

 

 

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この墓地に慎太郎遺髪墓地があります。

で、同じ墓地内に「子安地蔵」が祀られているお堂があります。

 

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子授けに霊験があるそうなんです。

この周辺ではよく知られているお地蔵様だそうです。

 

 

 

 

 

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祈願の時にお堂の中の小石を頂いて帰って、子どもが産まれるとその小石に子どもの名前、住所、生年月日を書いて、新しい小石(河原または浜辺の丸い小石)を添えてお礼参りをする。

そうです。

 

 

で、長くなりましたが(^_^;)、事務所の入り口でベビーカ―の中からニコニコ、キラキラと穢れのない瞳で私を見つめていた男の子は、ご夫婦が北川村に移住してきてから子安地蔵さんに祈願して無事に、元気に産まれてきてくれた男の子。

 

 

子安地蔵さんに祈願すると、男の子を授かる事が多いそうですよ。

慎太郎さんのお母さんも子安地蔵さんに祈願して慎太郎さんを授かった、とも云われています。

 

 

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