きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

慎太郎ゆかりの史跡「松林寺」

慎太郎が幼少期に読み書きを学んだ「松林寺」。

鎌倉幕府を開く2年前の821年に建てられました。

 

幕末に焼失したそうで、今は「松林寺」跡は↓↓のような建物に変わり、

 

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変わらず観世音菩薩が祀られています。

 

 

境内には中岡慎太郎遺髪墓地や北川玄蕃頭道清の墓、「子安地蔵」と呼ばれる地蔵堂もあります。

 

 

 

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子安地蔵は子授けに霊験があると云われていて、

村の方々はもちろん、村外からも子授けの祈願に訪れる方々がいます。

 

 

 

松林寺は焼失しましたが、山門は現存されています。

 

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地元のお年寄りのお話では、

この山門石段の下の少し広くなっている場所には

生まれてすぐに亡くなったり、成長する事が出来なかった赤子が

埋葬されていたそうです。

 

 

 

幼い頃からそう聞かされていて、子供の頃はこの場所を踏まないように、

脇から上がって石段を登り、お寺の境内で遊んだ。

と話してくれました。

 

 

 

 

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『今でも脇から上がる人は多いもんで、

上りやすいように石を置いちょらぁよ』

 

 

 

これまで当たり前に通っていた場所が、この話を聞いてから

通れなくなってしまいました😓

 

 

 

慎太郎さんも脇から登っていたのかなぁ...