きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

実生柚子。12年で実をつけました。

桃栗三年柿八年

梅は酸い酸い十三年

梨はゆるゆる十五年

柚子の大馬鹿十八年

密柑のまぬけは二十年

 

 

 

北川村で働き始めた時、柚子について、最初に

村民さんに教えて貰ったのがこのことわざ。

 

 

正確には

桃栗三年柿八年

梅は酸い酸い十三年

柚子の大馬鹿十八年

のショートバージョンでしたが😅

 

 

北川村で、柚子の栽培を奨励したのは

中岡慎太郎と云われています。

 

大昔から村内には柚子の木が自生していたそうですが、

きちんと「栽培」して、当時、高価でなかなか手に入らなかった「塩」

の代わりに柚子果汁(酢)を保存料として使う事を主な目的に

栽培を奨励したそうです。

 

 

 

『実が生るまでに20年近くもかかる柚子の栽培を奨励するとは大馬鹿や😩』

 

 

という人もいたそうですが、今ではその柚子が村の基幹産業になっています。

 

 

そんな種から育てる「実生柚子」の苗木を、2010年、俳優の上川隆也さんが

中岡慎太郎生家の近くに植樹されました。

 

 

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2010年のNHK大河ドラマ龍馬伝」で中岡慎太郎役を演じた事が

きっかけで、その年の11月17日、慎太郎の命日の日に北川村を

訪ねてくださって、柚子の木を植樹してくれました。

 

 

 

 

 

植樹して貰ったのは、実から育てて3年目の柚子苗木。

今年で、植樹から9年。

計12年の実生柚子の木に、今年、柚子玉が生りました。

 

 

 

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本当に10年以上かかるんですねぇ...

 

 

 

 

柚子の季節は「秋」

今秋には上川さん植樹のこの柚子の木に黄色い柚子玉を確認できるかな。

今から楽しみです😄