きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

こつも焼。

中岡慎太郎の故郷には住民世帯が数戸、という集落は珍しくありません。

村全体で1300人くらいの小さな村ですから。

 

そんな村の集落の一つに「木積(こつも)」という集落があります。

 

世帯数3戸の静かな山里の集落です。

 

そこには今ではあまり見られなくなった、陶芸用の「穴窯」があります。

 

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ここで焼き上げる作品は「こつも焼」といって、北川村のふるさと寄附お礼の品でも扱わせてもらっています。

 

 

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慎太郎顕彰会の店舗でも販売させて貰っています。

 

 

 

以前は一年に何度か穴窯で本焼きをしていたそうですが、ここ数年は1年に1回程度になってしまいました。

 

 

一度火を入れると、数日間夜通し「火の番」をしなければならないそうで、そんなに頻繁に火を入れる事が出来なくなってきたとか。

 

 

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昨日から一年に一度の本焼きを始めたと聞いたので、今日、行ってみましたが、残念ながら一足遅く...

『さっき、窯の蓋したところよね』と。

残念...

 

 

貴重な光景をカメラに収める事はできませんでしたが、出来上がった作品をまた撮影に来させてもらおうと思っています😊

 

 

 

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窯元の陶芸家 新田文江さん宅はその入り口から雰囲気があって、訪れた方は『トトロの世界みたいですよね』と仰います。

 

 

ほんとうに。

いつ訪ねても心落ち着く素敵な集落です。