中岡慎太郎が幼少期、読み書きを学びに通ったと云われる「松林寺」。
1190年4月頃に建てられた寺で、禅宗瑞応寺の末寺で本尊は観世音菩薩。
1871年の廃仏毀釈で廃寺となり、幕末頃に焼失したと云われています。
と、いうことで、今は本堂の建物はなく、山門だけが当時のまま残っています。
幼い頃の慎太郎が「学び」を求めて、この山門をくぐっていたんでしょうかねぇ。
当時の建物はありませんが、今では新しく建てられた本堂で観世音菩薩をお祀りし、
地域の方々が祀り事を行っています。
今日は『春祈祷』が行われました。
慎太郎が生まれた「柏木」地区の住民さん達が集まって、家内安全、厄除け、健康祈願などを祈願します。
大きな数珠をくるくる、くるくる、
グルグル、グルグル、1時間以上も続けていきます。
円座の中央で鐘を打つこの男性も、代る事なくずっと、ずっと💦
一人の住民さんが急に立ち上がり、私の方へ寄ってくると
『あんた、最後まで居らんろう?』と私を引っ張り障子の外へ。
『お祀りする赤飯。あんたの分も作ったき。持って帰ってお食べなさい(^-^)』
(T_T)(T_T) 嬉ぢ過ぎる。
菩薩様にお祀りしたらご利益が期待できるけど、私は何もご利益をもたらせないのに。
ありがたや。ありがたや。
柏木地区の皆さんが今年もいつも、ずっと、無事で健康でありますように!!!
今日の松林寺は雨。
山門から見える雨の風景
山門の上に見える雨の風景
こんな雨の松林寺もまた良し。
なんて、慎太郎さんも感じた時があったかなぁ。