きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

絵本『桜の恋』

『嵐山 たかねの桜おりかざし 帰れわが背子 花散らぬまに』

 

中岡慎太郎の妻「兼」が詠んだ短歌です。

 

慎太郎が故郷北川村を後にするその後ろ姿を見送りながら詠んだ歌と云われています。

兼さんに関する史料はほとんど残っておらず、もちろん写真もありません。

そんな兼さんのこの一首の歌を知って、これだけで、兼さんの慎太郎さんへの想いを

想像して、『絵本を創ってみようと思います』と仰ってくれた慎太郎ファンの女性が居ました。

 

 

一昨年、『来年の兼さんの誕生日には間に合わせたいと思います』

 

と仰っていたその方は『すみっこ』さん。

 

 

私達はとても、とても嬉しくて、とても、とても心待ちにしていました。

お約束通り、令和2年4月15日。

兼さんの生誕日に私達の手元に届きました。

 

 

 

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『桜の恋』

 

 

 

 

 

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色使いも、タッチも、そのストーリーもとっても可愛らしく、温かい絵本。

 

 

 

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たった1首の短歌から創られた作品を拝読して、『すみっこ』さんの兼さんの短歌に魅せられた想いがとても伝わってきて、とてもとても嬉しくて、

すぐに、兼さんのお墓に報告した事でした。

 

 

 

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一人でも多くの方にご覧いただきたくて、店舗・中岡家でご自由にご覧いただけるよう用意しました。

 

 

おもしろい事に、小学生の女の子がよく手にしてくれます。

きっと、柔らかく、優しいタッチの色使いとイラストが、女の子に受入れて貰いやすいんでしょうね。

 

 

 

じぃぃぃっと、真剣に読んでくれる姿をみて、また、嬉しくなる。

そんな事が何度もありました。

 

 

 

『買いたい』

と仰って下さるお客様もいらっしゃるので、「すみっこ」さんに代販をさせて欲しいとお願いしておりました。

 

 

コロナ禍などの影響もあり、少し遅れましたが、昨日、納品頂きましたので、本日から店舗・中岡家で販売させて頂いております。

 

 

ご来店の機会がありましたらぜひご覧ください。