きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

今日は中岡慎太郎の妻「兼」の生まれた日。

4月13日は中岡慎太郎が生まれた日。

その二日後、今日、4月15日は妻「兼」の生まれた日です。

 

二人は5歳違い。

慎太郎は1838年天保9年の生まれ。

兼は1843年天保14年の生まれ。

 

 

二人は、1860年2月、慎太郎23歳、兼18歳の時に結婚しました。

慎太郎は1863年の9月に脱藩しているので、夫婦生活は実質、3年半くらいでしょうか。

 

 

 

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この歌は、慎太郎が「脱藩する」事を告げずに家を出てていくその後ろ姿を見送りながら兼が詠んだ歌です。

 

 

夫の真意を悟り、無事に帰る事を願う兼の切なさというか、いじらしさを感じます。

 

 

 

兼さんは、慎太郎亡き後も再婚はせず、生涯「慎太郎の妻」だった人です。

結婚生活は短かったけれど、そこにはちゃんと夫婦としての絆と慎太郎を想う気持ちが確かなものとしてあったのかなぁと想像しています。