きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

魚梁瀬森林鉄道労働者の供養。

「日本三大美林」の一つといわれる魚梁瀬杉を運搬することを主目的として開業した森林鉄道。

 

高知県東部の中芸地区=北川村を含む5町村(北川村・奈半利町田野町・安田町・馬路村)を森林鉄道が走っていました。

 

開通したのは明治44年。

廃線は昭和38年。

 

今でも、中芸地区の各所にトンネルなどの遺構が残っています。

 

その魚梁瀬森林鉄道の労働者には朝鮮の方もおられました。

平成16年にお隣の町「奈半利町」の中学生が、お二人の朝鮮労働者が北川村の『松林寺墓地』に埋葬されている、という事を調査で明らかにしました。

 

 

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「松林寺」は、中岡慎太郎の生誕地・北川村柏木(かしわぎ)にあります。

今は、廃寺になっていますが、慎太郎が幼い頃に読み書きに通っていた寺として伝えられており、その山門は現存されています。

 

 

 

 

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松林寺墓地には、慎太郎さんの遺髪墓も建っています。

 

 

 

 

慎太郎さんの遺髪墓よりもずっと上段に、お二人が埋葬されていました。

 

 

先週の日曜日、「魚梁瀬森林鉄道保存会」の方々が訪れて、墓地をきれいに清掃し、供養塔を建てられました。

 

 

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何故、この場所に。

いつから、この場所も。

 

 

 

色々とお聞きしたい事がありましたが、詳しいお話は7月23日に改めて聞かせて頂けるとの事でした。

 

 

当時の奈半利中学校の生徒さん達は、この柏木地区の住民さんで、慎太郎の事を含め、昔の事をよく知っておられる山下さんから多くの聞き取りが叶ったそうです。

山下さんはお亡くなりになってしまいましたが、どんなお話を聞き取りできたのかもとても興味があります。

 

 

7/23にはぜひ、そんなお話を聞かせていただきたいなぁと、思います。

 

 

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