きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

木積星神社のお弓まつり。

西暦奇数年の1月8日に行われる、1000年近く続くと云われている村の古祭『木積星神社のお弓まつり』。

 

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二年に一度行われるお祭りが今日、でした。

 

 

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五穀豊穣・悪魔退散を祈願して、村の男子12人が1008筋の矢を射ます。

 

 

 

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弓をひく人は、村の決まった地区の長男。に限られていたそうですが、近年ではそんなことも言っていられない状況で、次男や養子も射手を務められるようになっています。

 

 

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お弓祭りの弓射は独特なスタイル。

 

 

 

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射手に選ばれたら何度も何度も練習するようです。

 

 

 

 

 

 

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放たれた矢を拾ったり、放つ矢を射手の元に運ぶ可愛い”射手候補生”。

射手には中学生以上の男子がなれるそうなので、まだまだ先かな(^-^)

 

 

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射場の裏には「接待座」。

射手の家族が接待をする場所です。

 

 

 

 

 

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『ほらっ!食べていって。ほら!座りっっ』

女性達が声をかけてくれます。

 

 

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遠慮する私に突き出すように(^_^;)お稲荷さんと羊羹ゼリーを渡してくれました。

 

 

 

この「お接待」もお弓祭りの楽しみの一つ、かな。

 

 

射手になれる「限られた地区」に、慎太郎の生誕地「柏木」地区があります。

慎太郎が生きていた時代には既にこのお弓祭りは行われていましたので、きっと、慎太郎も「射手」になっていたはず。

どこかにそれを証明できるもの、ないかなぁ...

 

 

 

 

 

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次回は2021年1月8日。

年々、射手の減少やお世話役の継承などの問題は深刻になってはいますが、次回も無事に行われる事を願っています。