きたがわ郷 -kitagawa go-

激動の幕末期、命を賭して維新回天に尽くした志士「中岡慎太郎」。土佐国北川郷に生まれ、大道を駆け抜けた慎太郎の30年と、慎太郎が愛した故郷北川村のコト、色々と紹介していきます。

「静思集」出版

『納品されたばっかり。一番に持ってきたよ』

今朝、笑顔で当会の事務所を訪ねてくれた村民さん。

 

【濵渦 静子】さん。

 

北川村の村民さんで、中岡慎太郎先生顕彰会の役員も務めてくださっています。

 

 

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手渡してくださったのは自費出版で作った短歌集。

 

 

静子さんは今年81歳。

 

 

長く、短歌を詠む、歌人です。

高知県内では結構、有名な歌人

と、教えて貰ったのは昨年のこと😓

 

それまでは『短歌がお好きらしい』

程度しか知りませんでした。

 

 

今回出版された歌集の「あとがき」を自筆で書いていらっしゃって、

『パソコンで打った方がいいらしいけど...使えんし💧』

とおっしゃっていたので、

『私が打ちますよ😄』

と、申し出た事でいろいろと教えて頂いて、知った事がたくさん。

 

 

 

そんな事もあって、今回、出来上がった歌集を

一番に持ってきてくださいました。

ありがたい。

嬉しい。

 

 

 

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タイトルは【静思集】-せいししゅう-。

 

1冊目は【母子草】

2冊目は【柚子の花】

 

 

装丁のお花は次男さんが撮影したお庭の花をイラストにしたものだとか。

タイトルの字体と合って、可憐で可愛らしくすごく素敵な冊子になってます。

 

 

定価の記載がないので、

『販売しないんですか?』と訊ねると、

『2冊目までは師からの助言でお値段を入れてたけどね... 今回は外した』

 

 

『一人でも多くの方に文学に触れて貰って、何かね、心が安らぐとか、穏やかになる、とか、豊かになって貰えたらね。それでいいかな、と思って』

 

と。

 

 

北川村の村民さんらしい、“欲のない”お考えです😅

 

 

 

 

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慎太郎への思いも強い方。

慎太郎さんを訪ねて来てくれる人達に手にして貰えたら。

と、顕彰会事務所に3冊進呈してくださいました。

 

 

 

 

 

 

店舗「中岡家/慎太郎食堂」に置きました。

皆さん、ご機会がありましたらぜひお手に取ってご覧ください。